こんにちは♪

千葉市幕張のサックス教室といえば、「Coccole音楽教室」

サックス講師の鈴木博子です。

これから秋にかけて、吹奏楽コンクールやその他発表会など様々なステージに立つ方が多くなってくると思いますが、「本番に弱い」「実力を発揮出来ない」など、思われる方も少なからずいらっしゃると思います。

「本番でうまく吹くためには、とにかく練習量を増やすしかない」と考える方が多い一方で、実際には本番での出来を左右するのは、技術練習だけではありません。

むしろ本番で安定して実力を発揮できる人ほど、「練習」と同じくらい「本番を成功させるためのイメージ作り」に時間を使っています。

今回は、練習編とイメージトレーニング編に分けて書いていきたいと思います。

本番で「上手く出来た」と思えるために 〜練習編〜

演奏会や発表会が終わったあと、

「もっと出来たはずだった」
「練習では吹けていたのに本番で失敗した」

そんな経験は誰にでもあると思います。勿論、私にもあります!長年やっている中で、一度や二度ではありません。

私自身、本番を重ねる中で感じているのは、「上手く出来た」と思える演奏は、本番当日に作られるものではなく、それまでの準備の中で決まっているということです。

今回はその中でも「練習」について、普段私が行なっている練習方法や見聞きしてきた練習について、お話ししたいと思います。

本番で成功するための練習とは

練習というと、

  • とにかく長時間吹く
  • 難しい部分を何度も繰り返す
  • 通し練習をたくさんする

というイメージを持つ方も多いかもしれません。

もちろんそれも大切ですが、本番で結果を出すためには少し視点を変える必要があります。

「出来るまでやる」ではなく「いつでも出来る状態にする」

本番は一発勝負です。

練習室で10回吹いて1回成功する状態では、本番で成功する確率も高くありません。

大切なのは、

「たまたま出来た」

ではなく、

「何回やっても出来る」

という状態まで仕上げることです。

元NHK交響楽団の首席トランペット奏者、津堅 直弘さんが以前TV番組の対談でお話しされていました。

「一つのフレーズに対して、『出来た』を200回数える。しかも1回間違えたら最初からやり直しです。」と。

NHK交響楽団という国の看板を背負い、相当なプレッシャーの中で演奏するために、そこまでやらないと緊張の中でもミスなく演奏することは難しいことだったのだと思います。

それでも、本番中はものすごい震えの中で演奏していたと、当時隣で演奏されていたトランペット奏者の方からお聞きしました。

長年プロとして活躍されている方でも、本番では震えるくらい緊張されているということにも驚きましたが、緊張してもその中で実力を発揮することは、日々の練習の積み重ねで可能になるということです。

200回はなかなか厳しいと思いますが、1日の練習の中で自分で「今日は5回連続で『出来た』をやってみよう。」と決めて練習してみましょう!

ミスした場所こそ宝物

失敗すると落ち込んでしまいますが、実はミスした場所こそ練習のヒントです。

  • なぜ失敗したのか
  • 指が原因か
  • リズムか
  • 息の流れか
  • 譜読みへの不安か

原因を細かく分析することで、練習の質が大きく変わります。原因が分かったら、それをクリアにするための練習をすれば良いだけ。自分の中に答えが無いなら、遠慮せず先生に聞きましょう!

通し練習だけでは足りない

本番前になると通し練習が増えます。

しかし、通すだけでは苦手な部分はなかなか改善されません。

通し練習と部分練習をバランスよく行いながら、本番で安心して吹ける状態を作っていくことが大切です。

具体的な練習方法

  1. 1日の練習の始めに通し練習をしましょう。なるべく吹き直さずに、間違えてもその次の部分からまた吹いてください。
  2. 通し練習の中で出来なかった部分に印を付け、そこだけを繰り返します。その中でも、さらに苦手な部分があったとしたら、限りなく最小単位まで分解して、その部分だけを練習します。それが1拍分かも知れないし、2拍分かも知れない。それでも良いので、出来ないところだけを繰り返し何度も練習してください。その部分が10回『出来た』と思えたら、まずは、その部分の前後1小節くらいを追加して、練習します。そうやって少しずつフレーズを長くして、最長で8小節くらいのフレーズをスムーズに出来るようにしていきましょう。
  3. 練習の終わりにもう一度通し練習をしましょう。この時も間違えても止まらずに進みましょう。

通し練習の時には、なるべく音を録音して後で最初と最後でどのように演奏が変わったのか聴き比べてみましょう。

本番前は「成功体験」を増やす

本番直前になると不安から難しい練習や出来ない部分ばかり練習してしまうことがあります。

しかし、この時期は自信を失わないことも重要です。

  • 得意な部分を確認する
  • 良い音で吹く
  • 成功した感覚を身体に覚えさせる

そうすることで、本番に向けて良い状態を維持できます。

まとめ

本番で「上手く出来た」と思える演奏は、偶然生まれるものではありません。

日々の練習の中で、

  • 再現性を高める
  • 苦手を分析する
  • 成功体験を積み重ねる

そんな積み重ねが、本番での自信につながります。

そして実は、本番を成功させるためにもう一つ大切な準備があります。

それが次回お話しする「イメージトレーニング」です。

次回もお楽しみに♪

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