こんにちは♪

千葉市幕張のサックス教室といえば、「Coccole音楽教室」

代表の鈴木博子です。

サックスを吹く上で最も重要な部分であるリードについてのお話です。

人の体で言う「声帯」の部分になります。

つまり、リードが振動することによって、音が出ます。

リードによって音色や吹奏感が変わりますので、自分の理想の音に合ったリード選びが大切になってきます。

今回はリードを選ぶ際に考慮した方が良いことについて、書いていきます。

1. リードの硬さ (強度)

リードの硬さは、数字で表され、数字が大きいほど硬いリードになります。一般的には、初心者向けのリードは 2.5~3.0、中級者向けは 3.0~3.5、上級者向けは 3.5~4.0 と言われていますが、マウスピースとの相性もありますので、あくまでも参考程度になります。

  • 硬いリード: 力強い音が出やすく、音程も安定しやすいですが、息を強く吹く必要があるため、初心者には扱いにくい場合があります。
  • 柔らかいリード: 軽い息で演奏でき、音色が柔らかく、初心者でも吹きやすいですが、音程が不安定になりやすい場合があります。

2. リードの素材

リードは、ケーンと呼ばれるイネ科の植物の茎から作られます。ケーンの種類や産地によって、リードの硬さや音色が異なります。

  • フランス産ケーン: 硬めで、音色が明るく、力強い音が出やすいと言われています。
  • イタリア産ケーン: 柔らかく、音色が豊かで、温かい音が出やすいと言われています。

また最近では、樹脂製のリードも注目されています。

半永久的に使用できるので、リード選びに困らないという点で、便利です。デメリットとしては、1つ1つが高いという点です。試奏も出来ないので、買ってからマウスピースに合うかどうかを確認するしかなく、全く使えないと言う可能性も少なからずあります。

3. 自分の楽器との相性

リードは、サックスの機種やマウスピースとの相性も重要です。同じリードでも、楽器やマウスピースによって、音色や吹奏感が変わります。

特に、マウスピースとの相性が重要になります。リードをマウスピースに付けた際に出来るすき間のことを「開き」と言いますが、開きが広いマウスピースほど柔らかいリードを付けた方が音が出やすくなります。

逆に開きが狭い場合には、硬めのリードをお勧めします。

リード選びのポイント

  • 自分の演奏スタイル: 力強い音を出したいのか、優しい音色を出したいのか、自分の演奏スタイルに合ったリードを選びましょう。
  • 体力: 息を強く吹くのが苦手な場合は、柔らかいリードを選びましょう。
  • 楽器との相性: 自分の楽器やマウスピースに合ったリードを選びましょう。

リードを扱う際の注意点

  • リードは消耗品なので、定期的に交換が必要です。1つのリードをずっと使うのではなく、5枚程度を交換して使うようにすると良いでしょう。練習時間にもよりますが、およそ1~2ヶ月程度でリードの寿命は終わりになります。
  • 同じメーカー、同じ硬さのリードでも、個体差があります。最初は吹奏感が今一つのリードでも吹いていくうちに馴染んでくることがありますので、諦めずに寝かしたり吹いたりしてみましょう。

まとめ

自分に合ったリードを選ぶことは、サックス演奏を快適にし、音色や表現力を向上させるために非常に重要です。上記を参考に、様々なリードを試して、自分に最適なリードを見つけてください。