こんにちは♪
千葉市幕張のサックス教室「Coccole音楽教室」
代表のサックス講師、鈴木博子です。
今回はサックスのリードについてお話ししたいと思います。
まず、リードの素材ですが、主に「ケーンリード」と「樹脂リード」の2種類に分けられます。それぞれの素材について、詳しく解説します。
1. ケーンリード(天然素材)
- 素材:
- ケーンリードは、葦(あし)の一種である「 Arundo donax(ダンベイチク)」という植物の茎を材料として作られています。
- この植物は、繊維質で適度な弾力性を持つため、リードの素材として最適です。
- 特徴:
- 豊かな音色:ケーンリードは、自然な振動を生み出すため、暖かく豊かな音色が特徴です。
- 表現力:微妙なニュアンスを表現しやすく、演奏者の個性を出しやすいです。
- 個体差:天然素材のため、1枚1枚に個体差があり、音色や品質にばらつきがあります。そのため、同じ硬さのものでも、かなり吹奏感が違うものもあります。
- 寿命:湿度や温度の変化に弱く、寿命が比較的短い(数週間から1ヶ月程)。
- 手入れ:使用するたびに手入れが必要で使用前に湿らせることが必要。
- 用途:
- クラシック音楽、ジャズ、ポップスなど、幅広いジャンルで使用されます。
2. 樹脂リード(人工素材)
- 素材:
- 樹脂リードは、合成樹脂などの人工素材で作られています。
- 様々なメーカーが独自の素材や製法でリードを開発しています。
- 特徴:
- 耐久性:ケーンリードに比べて耐久性が高く、長期間使用できます。(半永久的)
- 均一性:品質が安定しており、個体差が少ないです。
- 手入れ:水洗いが可能で、手入れが簡単です。
- 安定性:気温や湿度に影響されにくく、安定した演奏が可能。
- 音色:ケーンリードに比べて音色が硬いと感じる方もいる。
- 用途:
- 初心者や、手入れの時間を短縮したい方におすすめです。
- 吹奏楽やマーチングなど屋外での演奏にも向いています。
素材を選ぶ際のポイント
- 音色:
- ケーンリードは、暖かく豊かな音色を求める方におすすめです。
- 樹脂リードは、クリアで安定した音色を求める方におすすめです。
- 耐久性:
- 樹脂リードは、耐久性が高く、長期間使用できます。
- ケーンリードは、樹脂リードに比べると寿命が短いです。
- 手入れ:
- 樹脂リードは、水洗いが可能で、手入れが簡単です。
- ケーンリードは、使用するたびに手入れが必要です。
- 演奏ジャンル:
- クラシック音楽やジャズなど、表現力を重視するジャンルでは、ケーンリードが好まれる傾向があります。
- 吹奏楽やポップスなど、安定した演奏を重視するジャンルでは、樹脂リードも多く使用されます。
どちらの素材が優れているというわけではなく、演奏者の好みや演奏スタイルによって最適なリードは異なります。
私がサックスを始めた当時は、ケーンリードが主流で30年ほどケーンしか使っていませんでしたが、昨年位から樹脂リードも使うようになりました。
まだまだケーンの方が好きなのですが、練習などで長時間使用する場合は樹脂リードがとても扱いやすいので、助かっています。
近年、リードの金額も上がっていっているので、ケーンと樹脂を併用して上手に使いこなしていくのが得策かも知れません。
次回は、マウスピースとリードの相性やリードの交換時期などについても詳しく書いていきたいと思います。